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2023年12月01日 [お酒の紹介]

【十四代】幻の日本酒

十四代とは


 1994(平成6年)までは、日本酒は淡麗辛口な物が主流とされていました。その傾向を一変させたのが、「十四代」です。「フルーティーな日本酒」というカテゴリーを生み出して、豊かな香りと深い味わいに惹かれる人が多くなりました。
 ただし、十四代は「幻の日本酒」と呼ばれています。その理由は手に入りにくく、高木酒造という醸造元は公式サイトを持たず、それぞれの日本酒の味わいや特徴が情報としてほとんど知られていないことも関係しています。

高木酒造とは


 高木酒造は1615年(元和元年)に創業し、長い歴史の中で日本酒造りを守り続けてきました。蔵の立地する山形県村山市は、四季折々のはっきりとした気候と豊かな自然が特徴的な地域です。また、美しい水源に恵まれており、そんな環境を活かして「酒未来」、「龍の落とし子」、「羽州誉」などの酒米の開発にも取り組んできました。
 初期には「朝日鷹」というブランド名で酒を醸造していましたが、ブランド名が十四代に変わったのは、14代目から15代目に引き継がれる際のタイミングでした。

十四代の特徴


 日本酒の歴史において、十四代は革新的な存在として位置づけられています。当時の日本で好まれる日本酒の味わいは、クリーンでさっぱりとした「淡麗辛口」でした。十四代は従来のスタイルとはまったく異なる、「本来の日本酒は、より香り豊かで濃厚な味わいであるべきだ」という信念を持ち、香り高く芳醇な味わいの十四代を生み出すために努力しました。
 十四代は山形県で栽培されるさまざまな品種の酒米を使用しています。それに加えて、十四代の時代から地元の酒米卸会社は、お米の品種改良に取り組んでおり、「龍の落とし子」や「酒未来」といった新しい品種を開発しています。
 十四代の日本酒では、酒米の品種名が銘柄に採用されることが多いです。個々の酒米を使った銘柄は、それぞれが特有の風味や特性を持っており、異なる味わいを楽しむことができます。そのため、十四代のファンや酒愛好家たちは、異なる酒米の銘柄を試したり、その微妙な違いを探求したりすることで、日本酒の多様性や深みを楽しんでいます。
 日本酒造りにおいて、水は非常に重要な要素であり、その品質は酒の味に大きく影響します。山形県は全国でも有数の豪雪地帯であり、この地域は良質な水が豊富に存在し、日本酒造りに適した土地とされています。村山市は盆地に位置しており、雪解け水などの資源に恵まれています。
 高木酒造が位置する村山市の豊かな雪解け水資源は酒米や麹、酵母などとともに、日本酒の魅力的な風味や質を決定づける要素の一つとして重要な役割を果たしています。


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