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2024年02月02日 [お酒の紹介]

【イチローズモルトカードシリーズ】生産量も少なく希少性が高いウィスキー


秩父蒸溜所とは


 ベンチャーウイスキー株式会社は、2004年に肥土伊知郎氏によって設立され、日本初のウイスキー専業メーカーとしての地位を築きました。元々、肥土家は代々酒造メーカーでしたが、肥土伊知郎氏の父の時代に経営難に直面し、肥土家が所有していた羽生蒸溜所のウイスキー原酒約400樽が廃棄される運命に瀕しました。しかし、肥土伊知郎氏はその400樽の原酒を自ら買い取り、資金を調達してベンチャーウイスキー株式会社を創業しました。
 2007年には秩父蒸溜所も設立され、羽生蒸溜所が閉鎖された際に廃棄される運命であった400樽が「イチローズモルト」として復活、生産から販売までを手がけています。これは入手困難な人気ウイスキーとして再び生まれ変わりました。

イチローズモルトの特徴


 最大の特徴は、各ボトルが「ホグスヘッド」での熟成後にさまざまな酒類の樽で後熟(フィニッシュ)を受けることです。すべてのボトルはシングルカスク・カスクストレングスでボトリングされており(一部を除く)、それぞれが独自の味わいを持つウイスキーが詰まっています。これらの個性は、主要な熟成後に行われる後熟に由来しています。後熟、または「フィニッシュ」や「セカンドカスク」と呼ばれることもあるこの製法は、近年のシングルモルトウイスキーで広く一般的です。これには、樽から原酒を移し替えて全く異なる樽に再度移し替え、2回目の熟成を行うプロセスが含まれます。
 イチローズモルトカードシリーズのウイスキーは、羽生蒸畜所で熟成された希少なホグスヘッド(バーボンバレルを改装したもの)で生まれ、後熟の過程で様々な樽で熟成されることで、それぞれが独自の個性を獲得します。また、後熟期間は1か月ごとに詳細に設定されており、シングルカスクごとに丁寧な原酒管理が行われ、カードシリーズのすべてのボトルが優れた味わいに仕上がっています。

イチローズモルト カードシリーズ


 「イチローズモルト カードシリーズ」は、ベンチャーウイスキーが経営する秩父蒸溜所から展開される「イチローズモルト」シリーズの一環であり、かつて存在した「羽生蒸留所」で蒸留された原酒を使用したシングルモルトジャパニーズウイスキーです。
 このシリーズは、異なる樽や蒸溜所から取り寄せた原酒を組み合わせ、特定のテーマやコンセプトに基づいてブレンドされています。ベンチャーウイスキーの代表である肥土伊知郎氏によってブランディングされ、各ボトルは個別にナンバリングされ、各ボトルにはトランプのカードが1つずつ描かれて、限定生産されることが一般的です。
 2004年に閉鎖された羽生蒸留所(2000年に生産停止)で1985年から2000年の間に蒸留された原酒を使用し、同蒸留所の残存原酒を引き継いだベンチャーウイスキーによって2005年に発売されました。初めは52種類で構成され、その後2014年に2つのジョーカーが追加され、総数は54種類となりました。全てがシングルカスクでボトリングされています。
 2019年に、イチローズモルトのシリーズ54本セットが香港のオークションに出品され、その落札価格が当時のジャパニーズ・ウイスキーの歴史上最高となる「約1億円」で落札されました。この出来事により、イチローズモルトはウイスキーの世界で伝説的な存在として認識されるようになりました。この高額な落札額は、イチローズモルトが希少性やコレクターズアイテムとして非常に価値があることを示しています。

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